2022.03.07 11:36
豪東岸に原潜基地建設へ 新たな防衛拠点に8500億円
【シドニー共同】オーストラリアのモリソン首相は7日、原子力潜水艦を配備できる海軍基地を含む新たな大規模防衛拠点を100億豪ドル(約8500億円)を投じて東海岸に建設する計画を発表した。中国との対立長期化をにらみ、日米英などと連携しながら防衛能力を強化する考えだ。
候補地には、第3都市ブリスベンやニューカッスル、最大都市シドニー近郊が浮上している。西部パース近郊にある既存の通常潜水艦基地も引き続き運用する方向。
オンラインで講演したモリソン氏は、中国やロシアを念頭に「世界秩序に挑戦し、リセットしようとする新たな独裁の弧」が形成されつつあると主張した。