2022.03.07 10:59
砲撃で原子力研究施設が損壊 ウクライナ東部ハリコフ
5日、ウクライナ東部ハリコフで破壊された車(ロイター=共同)
【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナ原子力規制監督局は6日、東部ハリコフで小型研究用原子炉がある「物理技術研究所」が同日、ロシア軍の砲撃を受け、複数の施設が損壊したと発表、「新たな核テロ」だとしてロシアを非難した。周辺の放射線量など詳細は不明。ウクライナメディアによると、同国のシュカレト教育科学相は、ロシアの侵攻後、全国でこれまで211の学校が攻撃で破壊されたり損傷したりしたと述べた。
ロシア軍は4日にはウクライナ南部のザポロジエ原発を砲撃して制圧。研修施設で火災が起きたほか、1号機の関連施設が損傷し、国際社会の強い非難を浴びたばかり。