2022.03.06 18:12
英TVが司会ら全員、障害者起用 北京パラ報道、垣根なくす
北京冬季パラリンピックの開会式で、「雪の結晶」のオブジェに据え付けられた聖火=4日、北京(共同)
【北京共同】パラリンピック報道に障害者を積極的に起用し注目を集める英テレビ局「チャンネル4」が、北京冬季大会にも障害がある司会や解説者を送り込んでいる。今回は全員を障害者とする徹底ぶり。同局は世界的なスポーツ大会の放送で全員が障害者なのは世界初だとし、「われわれの発信は全ての人を代表するものになる」と垣根のない番組制作の姿勢を強調している。
起用された男女7人は、生まれつき右前腕がないパラトライアスロン女子のメダリスト、手足にまひが残る元ラグビー選手ら多彩な顔ぶれ。活躍は同局の番組だけにとどまらず、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも熱戦を世界に届ける。