2022.03.05 01:11
米ボストン爆破テロで死刑 最高裁、下級審判断覆す
米最高裁=4日、ワシントン(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米最高裁は4日、2013年のボストン・マラソンを狙った連続爆破テロで、ツァルナエフ被告(28)への地裁の死刑判決を破棄した高裁判断は誤りだったとして覆し、死刑を支持する判断を示した。バイデン大統領は死刑廃止の方針を掲げており、当面執行されないとみられている。
9人の最高裁判事のうち保守派6人が賛成に回り、3人が反対した。保守派のトーマス判事は「ツァルナエフ被告は凶悪な罪を犯した」と強調した。
テロは13年にマラソンのゴール付近で発生。爆弾が2回爆発し、3人が死亡、260人以上が負傷した。