2022.03.04 09:57
イスラエルは「潜在的同盟国」 サウジ、敵対のイランと対話も
サウジアラビアのムハンマド皇太子(ゲッティ=共同)
【カイロ共同】サウジアラビアのムハンマド皇太子は米誌アトランティックのインタビューで、イスラエルは「潜在的な同盟国だ」と述べ、将来の国交正常化に含みを持たせた。敵対してきたイランは「永遠の隣国」とし融和姿勢を示した。国営サウジ通信が3日、同誌への回答を公表した。
イスラエルと対立してきたアラブ諸国は2020年にUAEとバーレーンが方針を一転し国交正常化で合意、地域大国サウジの動向が注目されている。サウジは16年にイランと断交したが、21年からイラクを仲介国として関係改善を探っている。
イランについては「共存を探る方が互いにとって良い」と強調した。