2022.03.04 09:03
1月の失業率悪化2・8% 有効求人倍率は1・20倍で改善
完全失業率・失業者数と有効求人倍率
総務省が4日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・1ポイント上昇の2・8%で、2カ月ぶりに悪化した。中旬以降に新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が広がり、卸売・小売業や教育・学習支援業などで働く人が減ったため。厚生労働省が同日発表した有効求人倍率(同)は、前月比0・03ポイント上昇の1・20倍で、2カ月ぶりに改善した。
完全失業者数は、前年同月比14万人減の185万人で、男性110万人に対し女性75万人だった。休業者数も249万人と4カ月ぶりに200万人を超え、デルタ株が猛威を振るっていた昨年8月(250万人)以来の水準となった。