2022.03.04 06:33
NY原油、一時116ドル台 13年半ぶり高値、終値反落
【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時1バレル=116・57ドルまで上昇し、2008年9月以来、約13年半ぶりの高値をつけた。ウクライナへ侵攻したロシアに対する欧米の経済制裁強化を受け、ロシアの原油輸出が停滞するとの懸念が強まった。
終値は前日比2・93ドル安の1バレル=107・67ドルとなり、4営業日ぶりに値下がりした。利益確定売りが出たほか、イラン核合意の修復に向けた米国とイランの間接協議が近くまとまり、イラン産原油の供給が拡大するとの観測が売りを誘った。