2022.03.03 13:46
「人権確立へ法整備」実現を 水平社100年で記念集会
「全国水平社」の創立から100年を迎え、記念集会で黙とうする人たち=3日午後、京都市左京区
身分差別のない平等な社会を求めて被差別部落の人々が立ち上がった「全国水平社」の創立から3日で100年。後継団体の「部落解放同盟」が同日、創立大会のあった京都市で記念集会を開き、マイノリティーの人権確立に向け法整備を実現させるとする決意を表明した。約千人が集った。
解放同盟の組坂繁之執行委員長は、ロシアのウクライナ侵攻に言及。「戦争は最大の差別」との先人活動家の言葉を引用し、「人類の危機だ。全国で戦争反対の運動を起こさなければならない」と訴えた。決意表明には、インターネット社会での差別と闘うことや、国内外の被差別マイノリティーとの連携促進も盛り込まれた。