2022.03.03 10:17
空自、F15訓練再開を打診 小松市長「意見聴き判断」
石川県小松市の宮橋勝栄市長(左)と面会する空自小松基地の石引大吾司令=3日午前、小松市役所
航空自衛隊のF15戦闘機が石川県の小松基地から離陸した直後、洋上に墜落した事故で、空自小松基地の石引大吾司令は3日、小松市の宮橋勝栄市長と会い、F15の飛行訓練を再開したいとの意向を伝えた。宮橋市長は「市議会などの意見を聴いて判断する」と応じた。小松基地では事故後、訓練をしていなかった。
石引司令は「同型機の点検を終え、隊員に緊急時の対処手順などを教育した。徹底した安全確保を約束する」と強調。昼間の基礎的な訓練から段階的に再開したいと説明した。
事故は1月31日午後5時半ごろ発生。空自はフライトレコーダーなどを回収し、事故原因の解明を進めている。