2022.03.03 09:49
IPC、ロシア勢ら排除の意見も 理事会で「苦渋の決断」
国際パラリンピック委員会の理事会後に行われた記者会見に出席したパーソンズ会長=2日、北京(共同)
【北京共同】国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長は2日の記者会見で、北京冬季パラリンピックにロシアとベラルーシの選手団を「中立」の立場で個人資格として出場を認めた決定は、理事会の全会一致ではなかったと明らかにした。「一部のメンバーは違う意見を述べ、議論した」と話し、ロシア勢らの排除を求める意見もあった中で苦渋の決断だったとした。
パーソンズ会長はロシアによる過去の軍事介入を念頭に「五輪休戦決議違反は3回目だ」と非難する一方、決議の順守が会員資格の要件となっておらず、理事会の権限では除外できないと説明した。