2022.03.03 09:28
トヨタ、ロシア工場4日から停止 日本メーカーに影響拡大
トヨタ自動車は3日、ロシアのサンクトペテルブルクにある工場の稼働を4日から当面の間、停止すると発表した。部品供給の問題を理由としており、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う情勢悪化が影響したとみられる。完成車のロシアへの輸入も停止し、車両販売も在庫がなくなり次第やめる。
ホンダとマツダもロシア向けの輸出停止を決めており、日本の自動車メーカーに事業見直しの動きが広がってきた。
トヨタのロシア工場は、セダン「カムリ」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」を生産している。生産能力は年10万台。2007年から現地生産を開始し、21年には約8万台を生産した。