2022.03.03 09:07
ウクライナのため平和懇願 ローマ教皇説教、ミサで読み上げ
2日、ローマで行われたミサで、灰を振り掛けるパロリン枢機卿(ロイター=共同)
【パリ共同】キリストの受難をしのぶ「灰の水曜日」のミサが2日、ローマのサンタ・サビーナ聖堂で行われ、ローマ教皇庁ナンバー2のパロリン枢機卿が「ウクライナのため私たちは神に平和を懇願する」との教皇フランシスコの説教を読み上げた。
教皇は膝の痛みのため欠席し、枢機卿が代理でミサを執り行った。教皇は侵攻前日の2月23日から、この日をウクライナの平和のために「祈り、断食する日」とするよう呼び掛けていた。
ロイター通信によると、ウクライナのベレシチューク副首相は2日、自国民に向けた国外からの人道支援物資の運搬を認めるようプーチン大統領と話してほしいと教皇に訴えた。