2022.03.03 00:16
ゼロ金利、今月解除を表明 米FRB議長「0・25%」
米連邦議会下院の公聴会で証言するFRBのパウエル議長=2日、ワシントン(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、議会下院の公聴会で証言し、今月中旬に事実上のゼロ金利政策を解除する方針を表明した。ロシアによるウクライナ侵攻の影響は「非常に不透明だ」と警戒感を示したものの、利上げが「適切だ」として、足元の物価高騰への対応を優先する姿勢を明確にした。
パウエル氏は、今月15、16両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で「0・25%の利上げを支持したい」と具体的な利上げ幅にも言及した。実施すれば2018年12月以来の政策金利の引き上げとなる。