2022.03.02 20:30
コロナで破綻、3千件に 飲食業や建設業など中心
東京商工リサーチは2日、新型コロナウイルスに関連した全国の企業の経営破綻が累計で3千件に達したと発表した。飲食業や建設業などを中心に、業績不振が続く中で負債が膨らみ、事業継続を断念する事例が目立つ。破綻企業の従業員数は判明した2870件で計2万7641人だった。
単純計算で1日当たり約4件の破綻が発生。2020年2月の初確認以降、昨年2月に千件、同8月に2千件に達していた。コロナ禍の長期化で今後も破綻件数の増加が続く可能性が高い。
集計には法的整理に至った事例なども含む。業種別では、時短営業や酒類提供制限などで客数が減少した飲食業が517件で最多だった。