2022.03.01 03:22
ウクライナから届く緊迫の声 大阪の文化交流協会、平和願う
ウクライナに届かず、送り返された冊子を見つめる「日本ウクライナ文化交流協会」会長の小野元裕さん=2月27日、大阪府八尾市
ロシアのウクライナ侵攻後、「日本ウクライナ文化交流協会」(大阪)には現地から緊迫した状況を伝える声が届く。小野元裕会長は「ウクライナ人は家族同様。一刻も早く事態が落ち着いて」と願う。
協会は2005年設立。日本文化を広めるイベントを現地で開き、草の根の文化交流を進めてきた。会員は約250人で、キエフやリビウにも支部がある。2月の侵攻後、現地会員から「パンやガソリンがなくなった」「ミサイルのごう音で目が覚めた。怖くてたまらない」との声がSNSで届いている。
今年は日本とウクライナの外交関係樹立30年。記念の冊子を作成して現地に送ったが、送り返されたという。