2022.03.01 00:21
国連総会、対ロで緊急特別会合 安保理40年ぶり要請
国連総会の本会議の議場=2021年9月(国連提供・共同)
【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は28日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り緊急特別会合を開いた。数日続く見通しで、ロシア非難の声が相次ぐとみられる。緊急特別会合は11回目。安全保障理事会の要請で開かれるのは、イスラエルによるゴラン高原併合を議論した1982年以来40年ぶり。
会合でグテレス事務総長は流血の事態を終わらせるよう求め、ロシアのプーチン大統領による核部隊の戦闘警戒態勢命令を「核兵器の使用を正当化できるものは何もない」と批判した。
安保理は25日、ロシアを非難する米国主導の決議案を採決したがロシアが常任理事国の持つ拒否権を使い否決した。