2022.02.28 23:58
米、元軍高官を台湾派遣へ ロシア侵攻受け支援示す
マレン元統合参謀本部議長=2011年(UPI=共同)
【ワシントン共同】ロイター通信は28日、バイデン米大統領が米軍制服組トップを務めたマレン元統合参謀本部議長を代表とする訪問団を3月1~2日に台湾に派遣すると報じた。中国がロシアによるウクライナ侵攻に便乗して台湾への軍事圧力を強化するとの警戒感があり、米国の支援を示す狙いがある。蔡英文総統らと会談する。
米政府高官はロイターに「台湾に対する米国の超党派の関与、バイデン政権の台湾に対する幅広い関与が揺るぎないことを示す」と説明。「米国は平和的な手段以外で台湾の将来を決定しようとするいかなる行為も、西太平洋の平和と安全に対する脅威と見なす」と中国をけん制した。