2022.02.28 13:19
外環道工事、一部中止を命令 陥没「再発の恐れ」、東京地裁
東京地裁が入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関
関越自動車道から中央自動車道を経由し、東名高速道路までを地下トンネル2本でつなぐ東京外郭環状道路(外環道)について、周辺住民13人がトンネル工事の差し止めを求めた仮処分で、東京地裁は28日、「陥没の恐れがある」として、国や東日本高速道路、中日本高速道路に一部区間の工事中止を命じる決定をした。リニア中央新幹線でもJR東海が同様の地下工事を計画しており、影響は必至だ。
差し止められたのは、東名高速側から北に向かって掘り進めるトンネル2本の約9キロの区間で、同じ工法では再開できなくなった。住民側の武内更一弁護士は「画期的な決定だ」としている。