2022.02.28 09:22
1月の鉱工業生産、1・3%低下 2カ月連続マイナス
鉱工業生産指数の推移
経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月比1・3%低下の95・2となった。マイナスは2カ月連続。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。
新型コロナの影響による経済活動の停滞からは回復傾向にあるが、自動車や関連部品の生産減少が全体を押し下げた。オミクロン株の流行で工場や取引先の従業員が感染して操業が一時停止したことや、半導体などの海外からの供給が滞ったことが響いた。
全15業種のうち自動車や無機・有機化学など5業種が低下。海外向けが伸びた電子部品・デバイスや生産用機械など10業種は上昇した。