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2022.02.26 08:38

ボクシング岩川(高知県香南市出身)防衛ならず 鈴木にリベンジ喫す

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鈴木菜々江と対戦する岩川美花=右(後楽園ホール)

鈴木菜々江と対戦する岩川美花=右(後楽園ホール)

WBO女子アトム級タイトルマッチ10回戦、判定1―2
 世界ボクシング機構(WBO)女子アトム級タイトルマッチが25日、東京・後楽園ホールで行われ、香南市出身で王者の岩川美花(兵庫・姫路木下)は、挑戦者の鈴木菜々江(東京・シュウ)に1―2の判定で敗れ、2度目の防衛を果たせなかった。

 岩川にとっては2020年9月に行った鈴木との初防衛戦以来の試合。前回同様、序盤から積極的に前に出てきた挑戦者に苦しんだ。中盤に相手との距離を取って効果的なパンチを放ったが、惜しくもチャンピオンベルトを守れなかった。

 戦績は岩川が17戦10勝(3KO)6敗1分け、鈴木は16戦11勝4敗1分け。

 【評】王者岩川にとっては、初防衛戦で辛くも2―1の判定勝ちで下した相手との再戦。前回同様、距離を詰めて接近戦を挑んできた相手を、うまくさばいていたようにも見えたが、判定結果は前回と逆になった。

 第1ラウンドから互いに接近戦に打って出た。どんどん前に出てくる挑戦者に、岩川も足を止めて打ち合いに応じた。ただ、相手が前進してくる分だけ、岩川はロープを背負う形になる場面が多く、「見栄え」の悪い試合になった。

 第2ラウンドに相手のパンチで両鼻から出血したことも痛かった。呼吸が不自由になり、スタミナを削られた。

 新王者の鈴木は、無尽蔵のスタミナで自分のボクシングを貫き、“ホーム”で前回のリベンジを果たした。(竹内竜一)

次の機会つくる
 木下貴志・姫路木下ジム会長の話 肩のけがはあったが、調整は問題なかっただけに残念。ただ、中盤までの失点を終盤よく取り返した。再々戦にこだわらず、他団体も含め、次の世界戦の機会をつくってあげたい。

高知のニュース 香南市 高知のスポーツ

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