2022.02.25 19:04
「マスク訴訟」、臼杵市争う姿勢 議員非着用、大分地裁弁論
記者会見する大分県臼杵市の若林純一市議(右)=25日午後、大分市
大分県臼杵市の若林純一市議(62)が、議場でマスク着用を強要されたのは違法だとして、マスクを適切に着けない状態での発言を禁止した措置の取り消しや、マスクを着けずに発言する権利があることの確認などを市側に求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、大分地裁であり、市側は請求を退けるよう求めた。
若林氏はマスクを着けず、傍聴席にもマスクをしていない支援者約20人が座った。石村智裁判長は開廷前、傍聴席に向かい「マスクをしない状態で発言したら、退廷を命じることがあります」と述べた。
証言台にはアクリル板が設置され、若林氏は「表現の自由を侵害された」などと意見陳述した。