2022.02.25 17:12
キエフ住民、地下鉄駅に殺到 「誰に助けを求めれば…」
24日、ウクライナの首都キエフのバス停で、妻子との別れを惜しむ男性(AP=共同)
【リビウ共同】ロシアによるウクライナ侵攻から2日目を迎えた25日、ロシア軍部隊が首都キエフに迫った。「誰に助けを求めれば…」。住民には不安や絶望が広がった。キエフ当局は住民に自宅にとどまり、すぐ避難できるよう呼び掛けたが、多くの人がシェルター代わりの地下鉄駅に殺到した。
キエフでは25日も爆発音が響いた。共同通信記者は西部の古都リビウに向かうと、幹線道路は脱出を図る住民の車で大渋滞。
キエフの地下鉄の駅には寝袋や食料を持参した住民らが24日から避難し、階段やホームの隅で一夜を明かした。「ここが身を隠せる唯一の場所」。男性が疲れた表情でAP通信に語った。