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2022.02.25 08:40

はしか・風疹ワクチンを 3/1~7「子ども予防接種週間」 小学校入学前に2回目 母子手帳で確認

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イラスト・宮川優希

イラスト・宮川優希

 3月1~7日は「子ども予防接種週間」。日本医師会や日本小児科医会などがワクチンで防げる病気「VPD」の啓発に取り組んでいます。ワクチンの中でも麻疹(はしか)、風疹を予防する「MRワクチン」は小学校入学前に行う2回目の接種率が下がる傾向にあり、母子健康手帳(母子手帳)での確認を呼び掛けています。

0歳で15~16回
 VPDは「Vaccine Preventable Diseases(ワクチンで防げる病気)」の略。日本では生後2カ月から、インフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌のワクチンなどを皮切りに接種が始まります=表参照。

 小児科医で県感染症対策協議会会長の吉川(きっかわ)清志さんによると、生後2カ月からのスタートは「お母さんから赤ちゃんに移行した免疫物質の量がだんだん下がり、1歳までにゼロになるため」。免疫は病原体に感染すれば自然にできますが、「感染は子どもにとって大きな負担であり、重篤な合併症の危険も伴う」と吉川さん。「より安全な方法で病気を防ぐ方法が予防接種です」

 ワクチンは種類ごとに接種時期や回数などが異なります。ほとんどが1回の接種では十分な免疫ができず、効果も徐々に下がるため、2~4回の「念押し接種」が必要。法律で定められている「定期接種」は0歳代で15~16回、1歳代で6回となっています。

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