2024年 04月27日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.02.25 08:39

一條神社の看板猫「チビ」天国へ 推定15歳 高知県四万十市

SHARE

人懐こい性格で参拝者らから愛されたチビ(四万十市の一條神社)

人懐こい性格で参拝者らから愛されたチビ(四万十市の一條神社)

 さよなら看板猫―。四万十市中村本町1丁目の一條神社で飼われ〝接待役〟として親しまれていた猫のチビがこのほど、老衰で息を引き取った。推定15歳で人間なら80歳前後。関係者は人気者の死を悼んでいる。

 まだ子猫のチビが夏祭りの日に参道へ迷い込み、川村公彦宮司(68)に保護された。初対面の参拝者にも寄り添う人懐こい性格に育ち、首輪に「おまいりありがとう」などと書いた札を付け、人気を集めた。

 「チビが好きで、力を貸してもらっていた」とはANA総合研究所から同市に派遣され、インスタグラムなどでチビの画像や動画を発信していた宮川昌美さん(53)=東京都。投稿は多くの目に留まり、チビは世界的な動物写真家、岩合光昭さんが各地を巡るテレビ番組に出演。チビ目当ての人も神社を訪れるようになった。

 チビは食欲がなくなり、21日に入院した。川村宮司が翌日見舞うと「ぐったりしていたのに顔を上げ、じっと顔を見てきた。それで『ああ、これはお別れやな』と」。23日朝に旅立った。

 宮川さんは「いつも元気をくれる存在だった」。川村宮司も「大往生やった。ありがとう、ご苦労さんと伝えたい」と話していた。(河本真澄)

高知のニュース 四万十市 動物・生き物

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月