2022.02.24 10:26
米国に指紋照会2千件、警察庁 21年の重大犯罪防止協定
警察庁は24日、日米間で犯罪者の指紋情報を交換する日米重大犯罪防止対処協定(PCSC)の2021年の実施状況を明らかにした。日本側は2089件の指紋を照会し、米側のデータと一致したケースはなかった。米側からの照会は150件で、うち1件は該当する記録があった。この同一の可能性が高い人物の情報は公表していない。
協定は、重大犯罪への関与が疑われる人物の入国を防ぐため19年から運用している。米側の保有指紋は連邦捜査局(FBI)の約7900万人分(21年6月時点)。日本側は警察が採取した容疑者の指紋など約1146万人分(同12月時点)。