2022.02.23 15:27
メタン排出、21年は5%増 各国が過少報告とIEA
フランスにある石炭火力発電所の煙突から出る排ガス=1月(ロイター=共同)
【ワシントン共同】国際エネルギー機関(IEA)は23日、強力な温室効果ガスのメタンについて、石油や天然ガス、石炭の生産・輸送などエネルギー部門の排出量の推計を発表した。2021年は1億3500万トンで、前年比5%増となった。各国が国連組織に報告した量の1・7倍で、IEAは過少報告になっていると指摘した。
新型コロナウイルス禍による経済活動の停滞から立ち直り始めたことで、排出量が増えたとみられる。国別では中国(2800万トン)、ロシア(1800万トン)、米国(1700万トン)などが多かった。
メタンは天然ガスの主成分。