2022.02.23 05:27
親ロシア派の独立承認を正当化 プーチン氏、派兵態勢整う
クレムリンで記者会見するプーチン大統領=22日、モスクワ(タス=共同)
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は22日の記者会見で、ウクライナが東部ドンバス地域の紛争解決を目指す「ミンスク合意」を履行しなかったと批判し、ロシアがドンバスの親ロシア派2地域の独立を承認したのはやむを得ない決定だったと正当化した。
ロシア上院は22日、大統領による軍の国外派遣を承認。2地域に派兵する態勢が整った。プーチン氏は「すぐに軍を送るとは言っていない」と述べ、派兵するかどうかはウクライナや欧米の対応を見て最終決定する考えを示唆した。
またミンスク合意について、ウクライナの不履行と独立承認により「存在しなくなった」と指摘した。