2022.02.22 17:56
核のごみ調査是非で一騎打ち 北海道神恵内村長選が告示
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、第1段階の文献調査が行われている北海道神恵内村で22日、任期満了に伴う村長選が告示された。いずれも無所属で、調査を受け入れた現職高橋昌幸氏(71)と、隣の泊村で脱原発活動を行う新人瀬尾英幸氏(79)が立候補を届け出た。選挙戦は1986年以来36年ぶりで、投開票は27日。
6選を目指す高橋氏は公約に漁業振興や医療福祉の充実を掲げる。文献調査終了後に第2段階の概要調査に進むかどうかは「住民の意見を聞く」とする。
瀬尾氏も漁業振興や地域活性化を目指すが「概要調査には断固反対する」としている。