2022.02.22 12:11
自殺問題消防またパワハラ、山口 コロナ感染部下に差別発言
職員の懲戒処分について説明する山口県の宇部・山陽小野田消防組合管理者の篠崎圭二宇部市長=22日午前、山口県宇部市
山口県の宇部・山陽小野田消防組合は22日、新型コロナウイルスに感染した部下に差別的な発言をするパワハラがあったとして、50代の男性職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は7日付。組合では2019年、松永拓也さん=当時(27)=が遺書で職場のパワハラを告発して自殺し、当時の上司が減給の懲戒処分となるなど不祥事が相次いでいる。
22日の記者会見で処分について説明した組合管理者の宇部市の篠崎圭二市長は「職場環境改善に取り組んでいるにもかかわらず誠に遺憾。怒りすら感じる。対策が甘いと痛感している。松永さんの思いにも応えられていない」と述べた。