2022.02.22 09:31
米国「侵攻の口実」とロシア非難 国連安保理がウクライナ協議
米ニューヨークの国連本部
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は21日夜(日本時間22日午前)、ウクライナ情勢を協議する緊急の公開会合を開いた。トーマスグリーンフィールド米国連大使は、ロシアによる親ロシア派支配地域の独立承認は「さらなる侵攻の口実をつくるための試み」で、同地域への軍の派遣命令も「ばかげている」と非難した。
会合は米国や英国などが要請。欧米の理事国からはロシアに対し、ウクライナの主権を尊重するよう求める声が相次いだ。ロシアからはネベンジャ国連大使が出席した。
会合で演説したディカーロ国連事務次長(政治局長)は、ロシアによる独立承認と軍派遣命令は「遺憾」と表明した。