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2022.02.22 08:37

高知の名勝・足摺岬に自然楽しむ「空中スロープ」展望台建て替え整備で環境省方針

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足摺岬展望台の建て替えイメージ

足摺岬展望台の建て替えイメージ

 足摺岬展望台の建て替えを計画している環境省が21日、土佐清水市役所で地元説明会を開き、整備の基本方針を示した。展望スペースまでの往来には周囲の樹木を間近で観察できる空中スロープを設け、バリアフリーにも対応する。

 1982年に高知県が建設した現在の展望台は、鉄筋コンクリート製で、高さ約3メートル、展望スペースは約90平方メートル。老朽化のため、環境省は2021年度に地元説明会を2回開いて建て替え内容を協議してきた。

 基本方針では、中浜万次郎像が立つ園地にエントランスを整備。周辺の照葉樹林などを観察しながら上り下りできるスロープ(約150メートル)を展望スペースまで延ばす。スロープには、万次郎像と同じ目線で対面できる踊り場も設ける。

 展望スペースは、現状の高さや270度の眺望を維持しながら、若干広くなる予定。景色を説明する設備やベンチの設置も検討する。

 今後は、手すりの形状など細かな調整に入る。最短のスケジュールで22年度に実施設計、23年度以降に解体・施工、24年度に利用開始となる。

 同省土佐清水自然保護官事務所の山口遥香自然保護官(28)は「足摺岬の新シンボルとして、地元や観光客に愛される施設にしたい」と話している。(山崎彩加)

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