2022.02.21 14:08
広島高裁「合憲」判断、請求棄却 衆院選「1票の格差」訴訟
「1票の格差」が最大2・08倍だった昨年10月の衆院選は憲法が求める投票価値の平等に反するとして、広島県の弁護士3人が広島1、2区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁(金子直史裁判長)は21日、「合憲」との判断を示し、無効請求を棄却した。
山口邦明弁護士のグループが起こした訴訟の一つ。升永英俊弁護士の別グループも全国14の高裁・高裁支部に提訴しており、一連の訴訟の判決は12件目。他11件の判決は違憲状態5件、合憲6件と判断が分かれている。高裁判決は3月9日までに出そろい、最高裁が統一判断を示す見通し。