2022.02.21 12:50
久留米大医師ら書類送検、福岡 人工心肺取り付けミス疑い
福岡県警察本部=福岡市
福岡県久留米市の久留米大病院で2018年、人工心肺装置の取り付け方法を誤り、70代の男性患者を低酸素脳症にしたとして、県警は21日、業務上過失傷害容疑で、手術に携わった医師(64)=東京都杉並区=と臨床工学技士2人=久留米市=の男性計3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、書類送検容疑は18年5月16日、心臓弁手術で人工心肺装置のポンプを逆方向に接続し、低酸素脳症を発症させた疑い。
装置を取り外す際、ポンプで血管内の空気を吸引する必要があったが、向きを誤ったため空気が送り込まれた。