2022.02.21 11:12
海中から垂直尾翼を引き揚げ F15墜落、作業は継続
墜落した航空自衛隊のF15戦闘機(空自提供)
航空自衛隊のF15戦闘機が1月、石川県の小松基地を離陸直後、洋上に墜落した事故で、空自が作業を依頼した民間のサルベージ業者が、現場付近の海中から墜落機の垂直尾翼を引き揚げ、回収したことが21日、政府関係者への取材で分かった。空自によると、海中にはほかの部品がなお残されており、引き揚げ作業は継続する。
空自は現場の捜索活動で、水平尾翼の一部などを発見した。さらに垂直尾翼の引き揚げを業者に頼んだが、波が高い状況が続き難航。天候が安定した19日以降の捜索で回収できたという。
事故は1月31日午後5時半ごろ発生。空自が事故原因の解明を進めている。