2022.02.20 17:33
安氏、野党一本化を撤回 韓国、保守尹氏陣営に痛手
韓国大統領選のテレビ討論会に参加した中道野党「国民の党」の安哲秀候補(手前右)と最大野党「国民の力」の尹錫悦候補=11日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】3月9日投開票の韓国大統領選で、中道野党「国民の党」の安哲秀候補は20日、ソウルで記者会見し、最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長との一本化提案を撤回する意向を表明した。政権交代を目指す尹氏にとっては痛手となる。
安氏は「政権交代のため力を合わせてほしいとの世論に応えようと一本化を提案したが、尹氏の責任ある回答は来なかった」と批判した。一本化すれば与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事に不利との見方が大勢だった。
18日発表の「韓国ギャラップ」の世論調査では、尹氏が支持率41%で首位となり、李氏は34%、安氏は11%だった。