2022.02.19 08:58
ウクライナ巡るリスク監視 G20、インフレ抑制へ行動
ジャカルタで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議=17日(インドネシアG20委員会提供・共同)
【ジャカルタ共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は18日、インドネシアの首都ジャカルタで2日間の討議を終え、共同声明を採択して閉幕した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の懸念を念頭に「発生中の地政を巡る緊張によるリスクを監視する」と表明。インフレ抑制のために必要な行動を取ることで一致した。
G20にはロシアも参加しており、ウクライナ情勢などを巡って共同声明の内容の調整が難航。ロイター通信によると、ロシアと中国が表現を弱めるよう要求した。このため、声明は地政を巡るリスクに関して関係国名を明示しなかった。