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2022.02.19 08:34

針葉樹立ち枯れ、蔵王の樹氷危機 虫の食害、気候変動の影響も

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 最も被害が深刻な「激害地」の樹氷(上、12日)と、立ち枯れしたアオモリトドマツ(2021年9月)=山形市

 蔵王連峰の地蔵岳(山形市)で、針葉樹「アオモリトドマツ」に立ち枯れが相次ぎ、「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷が細って、スケールダウンの危機にひんしている。虫による食害が直接の原因だが、専門家は地球温暖化による気候変動の影響を指摘する。「雪と氷の芸術」を次世代に残せるのか正念場だ。


 標高1600mを超える蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺には、今冬も樹氷が姿を現した。マツの枝や葉に空気中の水滴が凍り付き、その周りに雪が付着して木全体をすっぽり覆う。ただ最盛期の2月中旬でも、枝がそのまま飛び出て樹氷になりきれない木が散見された。

(c)KYODONEWS

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