2022.02.18 16:08
LCCピーチが1億円に減資 コロナ禍直撃で財務改善目指す
関西空港を離陸するピーチ・アビエーションの旅客機
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは18日、資本金を現在の75億円から1億円に減資すると発表した。新型コロナウイルス禍で旅客数が減少するなど厳しい経営が続いており、減資により財務体質の改善を図る。
税法上、中小企業の扱いになるため税金を減らす効果も見込める。減資は3月30日に実施。74億円あった資本準備金もゼロとし、累積損失の解消を目指す。
ピーチの2021年3月期決算(単体)は、純損益が会社設立以来最大となる295億円の赤字(前期は94億円の赤字)だった。22年3月期の業績予想は公表していない。