2022.02.18 14:47
ワクチンのモデルナ株価低迷 感染一巡、CEOが売却も
モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン(AP=共同)
【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスのワクチンを手掛ける米モデルナの株価低迷が鮮明になっている。オミクロン株の感染拡大が一巡し、急成長の原動力となったコロナワクチンの需要減速への観測が強まったためだ。バンセル最高経営責任者(CEO)ら幹部が保有する自社株を一部売却したことも波紋を呼び、ピークと比べ約7割安い水準となっている。
モデルナの株価はデルタ株流行さなかの昨年8月に497ドルをつけた後、下降線をたどった。バンセル氏らによる自社株売却が判明した直後の今月14日には株価下落に拍車がかかり、一時140ドルを割り込んだ。