2022.02.18 10:30
身寄りない13人火葬せず、放置 名古屋で最長3年超、職員ら処分
名古屋市役所
名古屋市が、身寄りがなく死亡した13人を火葬せず、最長3年4カ月間にわたり葬儀業者の保冷施設に放置していたことが18日、市への取材で分かった。他に、死者の相続人への連絡や身寄りに関する調査を中断した例も5件あった。担当者は「新型コロナウイルス関連の事務に追われていた」などと釈明しているという。
市は、計18件の事務処理に関わった職員のうち、放置の期間が1年以上に及んだ7人を戒告の懲戒処分にする方針。
市によると、監査で発覚した。13人の遺体は、相続人と相談するなどした結果、市が火葬すると決まったにもかかわらず、葬儀業者の保冷施設に放置されていた。