2022.02.17 11:39
金融庁、「節税保険」で報告命令 中堅生保3社に
金融庁が入る中央合同庁舎7号館=東京・霞が関
節税効果があるとして中小企業の経営者に人気の保険商品を巡り、金融庁がエヌエヌ生命保険、SOMPOひまわり生命保険、FWD生命保険の中堅3社に保険業法に基づく報告命令を出したことが17日、分かった。節税の効果を過度にPRするなど不適切な営業があった疑いがあるため、実態を報告するよう求めている。命令は14日付。
問題となっているのは「名義変更プラン」と呼ばれる種類の商品。多額の死亡保険金を受け取れる契約を法人名義で結んだ後、経営者らの個人名義に変更した上で解約し、支払った保険料の多くを返戻金として受け取る仕組みだ。