2022.02.16 18:03
ドローン、10mから墜落実験 安全性高め、点検に活用
大分県産業科学技術センターで行われた、ドローン墜落の実証実験=16日午後、大分市
化学プラントなどの保安点検作業への活用が期待されているドローンの安全性を高めるため、大分県産業科学技術センターは16日、大分市でドローンを高さ約10メートルから墜落させて衝撃などを確かめる実証実験を行った。
可燃性ガスなどが大気中に含まれる危険区域で墜落しても、火災や爆発を起こさない構造や安全性能の基準をつくる研究に役立てる。
国内プラントの点検では、ベテラン作業員の不足や高所作業による労災リスクなどが問題となり、カメラを積んだドローンの利用が期待されている。
同センターの緒方雄二参事監は「さまざまな場面で活用するための安全基準を提案したい」と話した。