2022.02.16 13:42
広島高裁松江支部は「合憲」 昨年衆院選、1票の格差
衆院選の「1票の格差」訴訟の判決で、広島高裁松江支部に向かう弁護士ら=16日午後
「1票の格差」が最大2・08倍だった昨年10月の衆院選は憲法が求める投票価値の平等に反するとして鳥取県と島根県の有権者が両県の全4選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁松江支部(久保田浩史裁判長)は16日、「合憲」と判断し、無効請求を棄却した。
弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟16件の一つ。15日までに8件の判決があり、違憲状態4件(札幌、秋田、大阪、高松)、合憲4件(東京2件、仙台、岡山)と判断が分かれている。高裁段階の判決は3月9日までに出そろい、最高裁が統一判断を示す見通し。