2022.02.16 11:00
ワリエワから3種の治療薬を検出 「極めて異例」とNYタイムズ
フィギュアスケート女子SPの演技を終え、引き揚げるカミラ・ワリエワ=15日、北京(共同)
【北京共同】北京冬季五輪のフィギュアスケート女子に出場しているロシア・オリンピック委員会(ROC)の15歳、カミラ・ワリエワのドーピング問題で、陽性反応を示した禁止物質トリメタジジンを含めて心臓疾患の治療に使用される薬物が計3種類検出されていたと米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が15日に報じた。
新たに判明した物質は禁止薬物には指定されていない「ハイポキセン」と「L―カルニチン」で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提出された文書で明らかになったという。専門家によると、若いトップ選手からこうした複数の薬物が検出されるのは極めて異例。