2022.02.16 08:07
ロシア軍撤収「確認できず」 外交追求とバイデン米大統領
15日、米ホワイトハウスでウクライナ情勢について演説するバイデン大統領(UPI=共同)
【ワシントン、モスクワ共同】バイデン米大統領は15日、ホワイトハウスで演説し、ロシアが発表したウクライナ国境周辺からの軍部隊の一部撤収は「確認できていない」と述べた。ロシア軍が態勢を維持しているとして「侵攻の可能性は十分残っている」と危機感を表明、緊張緩和へ外交を追求すると強調した。ロシアのプーチン大統領は15日、軍撤収を進めるかどうかは「私たちだけにかかっているのではない」と揺さぶりをかけた。
バイデン氏は「ウクライナを取り囲むようにロシア軍が15万人以上いる」との分析を明らかにし、撤収を着実に進めるよう求めた。