2022.02.15 18:47
日銀マイナス金利、導入から6年 預金急増、効果に疑問符
日銀のマイナス金利政策導入から16日で6年。銀行が日銀に預けている当座預金が一定の範囲を超えた場合、超えた部分の金利をマイナス0・1%として銀行が日銀にお金を払う仕組みだ。融資を増やすよう銀行の背中を押し、消費や設備投資を盛り上げる効果を狙うが、超低金利による運用難と新型コロナウイルス禍に伴う消費低迷で預金は急増し、最近は三菱UFJ銀行にマイナス金利が初適用されるなど効果には疑問符が付く。
日銀によると、マイナス金利導入直前の2016年1月の銀行預金は639兆円。それが6年間で3割余り増加し、今年1月には835兆円になった。