2022.02.15 16:23
バレエ岩田守弘さん帰国へ ロシア劇場の副芸術監督退任
インタビューに応じる岩田守弘さん=12日、モスクワ(共同)
【モスクワ共同】バレエ指導者の岩田守弘さん(51)がロシア西部ニジニーノブゴロド国立アカデミーオペラ・バレエ劇場副芸術監督を6日付で退任し、日本に活動の拠点を移すことが分かった。15日までに共同通信に明らかにした。指導に関わっていく考えで「新しいチャンスにわくわくしている」と語った。
岩田さんは19歳でロシアに渡り、名門ボリショイ・バレエ団で外国人初のソリストに就任。海外で活躍する日本人ダンサーのパイオニアとして知られる。41歳で退団し、指導者に転じた。「芸術は広めるだけではなく、守ることが必要だと学んだ」とし、日本のバレエ界の発展に意欲を示した。