2022.02.15 10:28
米英首脳「外交の余地」 プーチン氏、交渉継続承認
14日、ロシアとベラルーシに近いウクライナ北部の国境をパトロールするウクライナ国境警備隊の隊員(ゲッティ=共同)
【ワシントン、ロンドン、モスクワ共同】バイデン米大統領とジョンソン英首相は14日、緊迫するウクライナ情勢を巡って電話会談した。英首相官邸によると、緊張緩和に向けた外交解決の余地が残っているとの認識で一致。ロシアがウクライナに侵攻すれば世界全体に「広範な損害をもたらす」と警告し、欧米が制裁を含め団結して対処する方針を確認した。これに先立ち、ロシアのプーチン大統領はラブロフ外相との協議で、欧米側との交渉継続を承認した。
一方、米国務省は14日、ウクライナ首都キエフにある米大使館の機能を西部リビウに一時移転すると発表した。ロシア軍の増強が「劇的に加速」のため。