2022.02.14 19:12
集中砲火による民間人犠牲を懸念 ウクライナ巡り米高官
ロシア南部ロストフ州で軍事演習中のロシア軍の戦車=1月(ロシア国防省提供、AP=共同)
【ワシントン、モスクワ共同】緊迫するウクライナ情勢を巡り、サリバン米大統領補佐官は13日、CNNテレビで、ロシアが侵攻した場合はミサイルや爆弾の集中砲火を行うとみられ、国籍を問わず民間人が犠牲になる可能性があると懸念を示した。
ロシアのラブロフ外相は14日、北大西洋条約機構(NATO)不拡大確約などを巡る欧米側との協議について、クレムリンでプーチン大統領に対し、合意に達する「チャンスはある」と報告し交渉を続ける考えを示した。国営テレビが中継した。
サリバン氏はロシア軍増強の状況から「近く大規模な軍事行動を起こすことが十分にあり得る」とCNNで指摘した。