2022.02.14 17:54
「児相の一時保護は違法」と提訴 面会不自由、大阪の母子
大阪市の30代女性が児童相談所に一時保護された長女(9)と5カ月間、面会できなかったのは人権侵害に当たり、国会による法の不備が原因として、女性と長女が国に計160万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴したことが14日、分かった。昨年12月28日付。
訴状などによると、女性は2020年7月、子育ての相談で大阪市の児相を訪れた際に「左腕と顔にあざがある」と判定され、長女を保護された。2カ月間の保護期限は延長され、面会できたのは同12月だったと主張。長女は今も児童福祉施設に入所し面会を制限されているという。
国側は「主張は今後、準備書面で明らかにする」とした。